2018年02月21日

四国八十八箇所霊場の八十八ヶ寺とは


 人間には八十八の煩悩があります。四国八十八箇所霊場を一つ一つ巡ることによって煩悩が消えていくといわれています。今回は、実際に巡礼しなければならない八十八箇所のお寺を紹介します。


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 発心の道場1番から23番札所(徳島県)

1番札所 霊山寺(りょうぜんじ)  
2番札所 極楽寺(ごくらくじ)  霊山寺から約1.5km 
3番札所 金泉寺(こんせんじ)  極楽寺から約2.7km
4番札所 大日寺(だいにちじ)  金泉寺から約5km 
5番札所 地蔵寺(しぞうじ)   大日寺から約2km
6番札所 安楽寺(あんらくじ)  地蔵寺から約5.3km
7番札所 十楽寺(じゅうらくじ) 安楽寺から約1.2km
8番札所 熊谷寺(くまだにじ)   十楽寺から約4km
9番札所 法輪寺(ほうりんじ)   熊谷寺から約2.5km
10番札所 切幡寺(きりはたじ)   法輪寺から約4km
11番札所 藤井寺(ふじいでら)   切幡寺から約10km
12番札所 焼山寺(しょうさんじ) 藤井寺から約13km
13番札所 大日寺(だいにちじ)   焼山寺から約27km
14番札所 常楽寺(じょうらくじ) 大日寺から約3km
15番札所 国分寺(こくぶんじ)   常楽寺から約0.8km
16番札所 観音寺(かんおんじ)   国分寺から約2km
17番札所 井戸寺(いどじ)       観音寺から約3km
18番札所 恩山寺(おんざんじ)   井戸寺から約19km
19番札所 立江寺(たつえじ)     恩山寺から約4km
20番札所 鶴林寺(かくりんじ)   立江寺から約14km
21番札所 太龍寺(たいりゅうじ) 鶴林寺から約7km
22番札所 平等寺(びょうどうじ) 太龍寺から約12km
23番札所 薬王寺(やくおうじ)  平等寺から約21km 



 修行の道場24番から39番札所(高知県)

24番札所 最御崎寺(ほつみさきじ)    薬王寺から約80km  
25番札所 津照寺(しんしょうじ)     最御崎寺から約6.5km
26番札所 金剛頂寺(こんごうちょうじ)津照寺から約4km
27番札所 神峰寺(こうのみねじ)      金剛頂寺から約28km
28番札所 大日寺(だいにちじ)       神峰寺から約38.5km
29番札所 国分寺(こくぶんじ)       大日寺から約9km
30番札所 善楽寺(ぜんらくじ)       国分寺から約7km
31番札所 竹林寺(ちくりんじ)       善楽寺から約6.6km
32番札所 禅師峰寺(ぜんじぶじ)     竹林寺から約6km
33番札所 雪蹊寺(せっけいじ)       禅師峰寺から約7.5km
34番札所 種間寺(たねまじ)         雪蹊寺から約6.5km
35番札所 清瀧寺(きよたきじ)       種間寺から約9.8km
36番札所 青龍寺(せいりゅうじ)     清瀧寺から約14.5km
37番札所 岩本寺(いわもとじ)       青龍寺から約58km
38番札所 金剛福寺(こんごうふくじ) 岩本寺から約87km
39番札所 延光寺(えんこうじ)       金剛福寺から約56km



 菩提の道場40番から65番札所(愛媛県)

40番札所 観自在寺(かんじざいじ)   金剛福寺から約30km 
41番札所 龍光寺(りゅうこうじ)   観自在寺から約50km
42番札所 仏木寺(ぶつもくじ)    龍光寺から約3km
43番札所 明石寺(めいせきじ)    仏木寺から約11km
44番札所 大宝寺(たいほうじ)    明石寺から約85km
45番札所 岩屋寺(いわやじ)     大宝寺から約10km 
46番札所 浄瑠璃寺(じょうるりじ)   岩屋寺から約26km
47番札所 八坂寺(やさかじ)         浄瑠璃寺から約1km
48番札所 西林寺(さいりんじ)       八坂寺から約4.5km
49番札所 浄土寺(じょうどじ)       西林寺から約3.5km
50番札所 繁多寺(はんたじ)         浄土寺から約2km
51番札所 石手寺(いしてじ)         繁多寺から約3km
52番札所 太山寺(たいさんじ)       石手寺から約10.5km
53番札所 円明寺(えんみょうじ)     太山寺から約2.5km
54番札所 延命寺(えんめいじ)       円明寺から約34.5km
55番札所 南光坊(なんこうぼう)     延命寺から約3.5km
56番札所 泰山寺(たいさんじ)       南光坊から約3km
57番札所 栄福寺(えいふくじ)       泰山寺から約3km
58番札所 仙遊寺(せんゆうじ)       栄福寺から約2.5km
59番札所 国分寺(こくぶんじ)       仙遊寺から約7km
60番札所 横峰寺(よこみねじ)       国分寺から約33km
61番札所 香園寺(こうおんじ)       横峰寺から約10km
62番札所 宝寿寺(ほうじゅじ)       香園寺から約1.5km
63番札所 吉祥寺(きちじょうじ)     宝寿寺から約1.5km
64番札所 前神寺(まえがみじ)       吉祥寺から約3.2km
65番札所 三角寺(さんかくじ)    前神寺から約45km


 涅槃の道場66番から88番札所(香川県)

66番札所 雲辺寺(うんぺんじ)    三角寺から約20km 
67番札所 大興寺(だいこうじ)    雲辺寺から約9.5km 
68番札所 神恵寺(じんねいん)    大興寺から約8.7km 
69番札所 観音寺(かんのんじ)    神恵寺に隣接
70番札所 本山寺(もとやまじ)    観音寺から約4.5km
71番札所 弥谷寺(いやだにじ)       本山寺から約12km  
72番札所 曼茶羅寺(まんだらじ)     弥谷寺から約3.5km
73番札所 出釈迦寺(しゅっしゃかじ) 曼茶羅寺から約0.5km
74番札所 甲山寺(こうやまじ)       出釈迦寺から約2.8km
75番札所 善通寺(ぜんつうじ)       甲山寺から約1.6km
76番札所 金倉寺(こんぞうじ)       善通寺から約3.8km
77番札所 道隆寺(どうりゅうじ)     金倉寺から約4km
78番札所 郷照寺(ごうしょうじ)     道隆寺から約7.2km
79番札所 天皇寺(てんのうじ)       郷照寺から約6km
80番札所 国分寺(こくぶんじ)       天皇寺から約6.6km 
81番札所 白峰寺(しろみねじ)       国分寺から約6.5km
82番札所 根香寺(ねごろじ)         白峰寺から約5km 
83番札所 一宮寺(いちのみやじ)     根香寺から約12.5km 
84番札所 屋島寺(やしまじ)         一宮寺から約13.5km
85番札所 八栗寺(やくりじ)         屋島寺から約7km  
86番札所 志度寺(しどじ)           八栗寺から約7km
87番札所 長尾寺(ながおじ)         志度寺から約7km 
88番札所 大窪寺(おおくぼじ)       長尾寺から約15.5km



  徳島県の1番札所霊山寺から香川県の88番札所大窪寺に至る約1450キロを巡拝して終わりではありません。最後に高野山にお参りして終わります。





posted by gonta at 14:31| 四国八十八箇所霊場とは

2018年02月15日

空海が開いた四国八十八箇所霊場とは


 四国八十八箇所霊場というのは、空海(弘法大師)が修行を行った88のお寺のことです。
そして、空海の足跡をたどって八十八箇所の霊場を巡礼することを四国遍路と言います。

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 四国遍路を開創したのは空海ですが、四国は空海が開創するまで辺地修行の場として知られ、いろいろな修業が行われていました。そんなところで空海は修業を行い、中国に渡り有名になりました。


そのため、空海が修業をした八十八箇所の霊場が後に知られるようになり、室町時代から江戸時代初めにかけて一般庶民にも広がり、現在のような形になったようです。それ以来、絶えることなく続いているのですから、凄いことだと思います。


ちなみに、なぜ八十八箇所の霊場なのか疑問に思いませんか?
八十八というのは人間の煩悩の数と同じです。涅槃に至るために八十八の煩悩を1つ1つ消していくという修業をしたのかもしれませんね。


八十八というのはとても意味のある数字ですね。


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 スタートは発心の道場(徳島県)

 四国遍路のスタートは徳島県の1番札所霊山寺です。徳島県には1番札所から23番札所まで23の霊場があります。徳島県の23の霊場を巡礼することを「発心の道場」と呼んでいます。


発心というのは、私たちが菩提を求める心、仏教に帰依しようとする心を起こすことを言います。徳島県の23ヶ寺を巡ることで、涅槃に至る修行を始める覚悟を固めなければならないのです。



 次は修行の道場(高知県)

 徳島県の次は高知県です。高知県には24番札所から39番札所まで16の霊場があります。高知県の16の霊場を巡礼することを「修行の道場」と呼んでいます。高知県の16ヶ寺を巡ることで、気持ちを落ち着けて、涅槃に至る修行をしなさいということなのでしょう。


修行というと、凡人には難しい難行苦行を想像すると思いますが、弘法大師は、そのような苦行をするのではなく、善行を積むことによって、仏道を身につけることを指すようです。



 次は菩提の道場(愛媛県)

 高知県の次は愛媛県です。愛媛県には40番札所から65番札所まで26の霊場があります。愛媛県の26の霊場を巡礼することを「菩提の道場」と呼んでいます。


菩提というのは道であり、知であり、覚です。すべての煩悩を断ち切り、不生、不滅の理を悟って、初めて得ることができるのが菩提です。


発心の道場、修業の道場を経て、やっと菩提にたどり着けると言われています。



  最後は涅槃の道場(香川県)

 愛媛県の次は香川県です。香川県には66番札所から88番札所まで23の霊場があります。香川県の23の霊場を巡礼することを「涅槃の道場」と呼んでいます。


涅槃というのは様々な苦を絶ち、一切の煩悩を滅ぼし、不生不滅、解脱の境地に達することです。「発心」、「修行」、「菩提」の道場を巡ることで、やっと涅槃に達することができるのです。





posted by gonta at 15:18| 四国八十八箇所霊場とは

2018年02月06日

空海はダビンチを超える万能の天才!


  我々のような凡人とはまるで違っているのが天才です。これまで天才と呼ばれる人がこの地球上に何人出現したのかは知りませんが、そんな天災の中でも万能の天才と呼ばれる人はごくわずかです。


万能の天才というと誰もが思い浮かべるのはレオナルド・ダ・ヴィンチでしょう。そのレオナルド・ダ・ヴィンチよりもはるかに凄い万能の天才が日本にいたということを知らない人が多いのではないでしょうか?

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 もちろん知っている人は知っています。知っている人は結構いるのです。それは誰かというと、話の流れから考えても、「空海」だと分かりますよね。

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弘法大師「空海」は世界有数の万能の天才だと思います。どれくらい凄いのかを紹介します。私が説明しても信じてもらえないでしょうから、1949年(昭和24年)にノーベル物理学賞を受賞した湯川 秀樹博士の文章を抜粋します。



長い日本の歴史の中で、空海は最も万能的な天才であった。世界的なスケールで見ても、アリストテレスとか、レオナルド・ダ・ヴィンチとかいうような人よりも、むしろ幅が広い。宗教、文芸、美術、学問、技術、社会事業の各方面にわたる活動を通観すると、超人的というほかない。

 もう一つ特筆すべきは、おそらく空海は独自の思想体系を構築した最初の日本人だったろうということである。当時の日本と中国の思想・文化の落差が、非常に大きかったことを考え合わせると、これまた奇蹟的である。

 彼は千二百年前の人であり、おびただしい伝説に包まれているにもかかわらず、多くの著作や詩文や書蹟や、さらには彼と密接な関係のある絵画・彫刻・建築などによって実像をつかみうるのであるが、これまた稀有のことである。

(「不思議な人物」、『弘法大師空海−密教と日本人』和歌森太郎編著、1973)



 空海の天才ぶりをもう少し詳しく説明します。
空海は真言宗開祖というだけではありません。語学、書芸などの文化的なものから、土木技術、鉱山開発、薬草、医学の知識まで持っていました。そして、日本初の庶民のための学校を作り、大規模な治水事業まで行っているのです。


どのような天災だったのかというと

1.サンスクリット語や漢文をスラスラ使いこなす語学の天才
2.本来20年かかる修行を2年でマスターしてしまう宗教の天才
3.曼荼羅をプロデュースした美術の天才
4.満濃池を修復した土木の天才
5.「三筆」「弘法も筆の誤り」なんて言われるほどの書の天才
6.どんな人間も説得し動かす文章の天才

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 なのですが、私が最も凄いと思ったのは、その能力開発法なのです。
何かというと、以前にも説明した「三密加持」です。


以前、「三密加持」は空海が説いている即身成仏の方法だと説明しました。ところが実は、凡人を天才に変え得る能力開発法でもあると私は考えています。


つまり身口意を鍛えることができれば、仏様のレベルまで近づくことができるのですから、これはまさに自分の能力を開発することになるのです。なので、「三密加持」に取り組んでくださいね。




posted by gonta at 15:48| 空海とは?