2018年05月24日

「空海は、すごい:超訳弘法大師のことば」苫米地 英人


 今日は空海について書かれた書籍を紹介します。
著者は苫米地 英人氏です。洗脳についてくわしい認知科学者ですが、少々胡散臭いところがある学者と言った方がいいかもしれませんね。


本人曰く、脳科学を専門とする学者ですが、仏教の伝統派である天台宗で得度をし、インドの密教寺院の僧院長をしているそうです。真偽のほどは分かりませんがそうなのでしょう。



 苫米地英人が空海について書いた本は、

 空海は、すごい 超訳 弘法大師のことば /苫米地英人【著】 【中古】afb です。

 




 
 苫米地英人氏は、この本で空海を褒めちぎっています。どういうふうに褒めているのかというと、

キリスト教に匹敵する史上最強の宗教が、かつての日本に存在した!それは親鸞の浄土真宗と空海の真言宗であると言っています。とにかく日本の仏教の中では異質な宗教だという切り口で始まります。


しかし最後には 空海の教えはお釈迦様(ガウタマ・シッダールタ)の教えに最も近いと言っうのです。そして空海の真言宗は最も民衆に受け入れやすく分かり易いものになっているというのです。


そのあたりの考え方は、この本を読んで理解してください。長くなるので省略させていただきます。


この本を読むと、空海の真言宗の凄さが分かると思います。まさに空海はキリストに匹敵する、あるいはキリストを超える宗教家であったことが理解できるのです。

posted by gonta at 11:06| 本の紹介

2018年04月18日

楽しく読める小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」


 夢枕獏氏の「陰陽師」を読んだ方も少なくないと思います。映画を観た方もいると思います。この小説を読んで夢枕獏氏のファンになった方もいるでしょう。


そういう感覚で読んで欲しいのが、沙門空海唐の国にて鬼と宴す [ 夢枕獏 ]です。

 

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私はハードカバーで読んだのですが、500ページくらいの内容の本が4巻もある長い小説なので、読むのが苦手な方は、映画にもなっているので、映画を観て楽しんでもらってもいいと思います。


とにかくたのしく読めるので、読んで楽しんでください。



 私が感心したのは、夢枕獏氏のあとがきです。

少し引用してみます。

ああ、なんというど傑作を書いてしまったのだろう。
いや、もうたまりません。
ごめんなさい。
どうぞご勘弁ください。
自画自賛、させていただきたい。
どうだ。
ついに書いちゃった。
凄い話だぞ。
物語に力がある。
物語の根源的な場所からこんこんと溢れ出てくる力だ。
読めば、どすんどすんと地響きをたてて、物語が向こうから迫ってくる。
なんと嬉しく、なんとこころときめく地響きであろうか。
こんな話を読みたかった。
それを書いてしまった。
なんということをしてしまったのか。
それにしても時間がかかった。


このあとがきを読んだだけで、この小説の凄さと面白さが想像できると思います。
しかもこの小説を書くのに17年間もかかったというのですから、本当に驚きです。



私は、小説として楽しむだけでなく、空海というのはどういう人なのかと考えながら読み進めました。夢枕獏氏が想像した空海像なので、本当かどうかは分かりませんが、こういう人なんだと実感することができました。


想像していたよりも人間味があって、とても気さくで人に好かれる人だったように思います。これほどの名声を上げたお坊さんですから、堅物だったように思いがちですが、そうではなかったようです。




posted by gonta at 11:35| 本の紹介

2018年03月28日

空海を知るための入門書「空海曼荼羅」


 空海について知りたいと思い、読みやすい本から読んでいます。映画にもなった「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」は面白いですね。小説ですから、脚色が入っているにしても、空海がどのような人だったのかは、ある程度想像できますね。


今日は「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」の紹介ではありません。空海を理解するうえで、知っておかなければならないことがたくさんあります。例えば、真言密教の思想や空海の生い立ち、そして空海がなしえたことなど。


そして日本一の偉人として、空海がどのように捉えられているかということも重要です。きのために読んでおいてほしいのが、夢枕獏氏が編集した「空海曼荼羅」です。

 空海曼陀羅 (文春文庫) [ 夢枕 獏 ]

 





 「空海曼荼羅」は、香川県生まれの小説家である菊池寛や漫画家のジョージ秋山など、編者の夢枕獏も含めて10名の著名人が、驚くべき多面性をもつ宗教者・弘法大師空海をさまざまな方向からアプローチし書いています。


空海について書かれた本はたくさんあるので、どれから読めばいいのか分からないという方が多いと思います。しかし、この本は10人の書き手が綴る短編エッセー集なので、読みやすいだけでなく、内容もしっかりと簡潔にまとめられています。


空海を知るための入門書としては、これ以上の本はないと思います。弘法大師空海の本を探している方にお勧めです。



 ちなみに私は、藤巻一保氏の「空海密教の思想」が最も興味が湧きました。空海や密教の思想について解説してたものです。仏教における密教の特殊性や曼荼羅の必要性など、真言密教とはどのようなものなのかが、よく理解できました。


曼荼羅についてもっと学んでみようという気になっています。そして京都の東寺にある立体曼荼羅を一度見てみたいという気にさせてくれました。

posted by gonta at 11:27| 本の紹介