2018年10月04日

仏教と輪廻転生

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 仏教では魂は生まれ変わり死に変わりを繰り返すとされているのが「輪廻転生」です。この「輪廻転生」について疑問を持ったことはありませんか?


仏教では輪廻転生が当り前の考え方になっていますが、意外にもお釈迦様は輪廻転生について何も語っていないのです。つまり輪廻転生はお釈迦様が伝えた思想ではないということです。


それではなぜ輪廻転生が仏教では当たり前の考え方になったのかというと、それはバラモン教の考え方に影響されているからです。


お釈迦様の死後、仏教は苦難の道をたどります。教祖が亡くなったのですから、求心力がなくなるのは当然のことです。お釈迦様の死後、仏教は30もの派閥に分かれてしまいます。


皆さんがよく知っているように仏教はインドで廃れてしまい、東南アジアや中国、日本へと伝わり隆盛を極めます。


インドで仏教を広める際に、これまで主流であったバラモン教の考え方を取り入れなければ信者が集まらないという状況に陥ったことから、輪廻転生というバラモン教の思想を取り入れたと言われています。


輪廻転生は、お釈迦様が考え出したものではないのです。お釈迦様の死後に弟子たちが付け加えて、日本にまで伝わったのです。



 それでは、お釈迦様は輪廻転生をどのように考えていたのかというと、お釈迦様は輪廻転生について何も語っていないので分からないというのが真実です。


お釈迦様の考え方は、とてもシンプルでハッキリしています。どういうことかというと、前回の「仏教を勘違いしている人が多い」で説明したように、仏教の修行者にとって大事なことは、「今どのように生きるべきか」であって、死後のことに心を煩わせるのは意味がないと考えていたのです。


このことから考えると、輪廻転生なんて考える暇があったら、今をどのように生きるかを考えることの方が大切だと言うことですね。


でも、誰でも死後のことを知りたいと思いますよね。そんなのは死んでしまえばわかることなので、今を幸せに生きることに努めてくださいね。

posted by gonta at 10:46| 知っておきたい仏教の知識