2018年04月06日

煩悩は108つあるんじゃないの?


 お遍路をしようと思い立ったものの、何から始めればいいのか分からない人が多いと思います。お遍路とはどのようなものなのか知ろうと思って、ガイドブックを買ってきて読むことから始める方が多いようです。


私もそういう一人です。ガイドブックを読めばあらかたの知識は得られますが、もう少し詳しく知りたいという疑問や用語がたくさん出てきます。そんな疑問について説明していきたいと思います。



 最初は、煩悩について説明します。

煩悩というのは、煩悩というのは108つあると言われています。四国遍路は88ヶ寺を巡ることによって煩悩をなくす修行だと言われています。煩悩の数は108つなのに88の煩悩を取り除いたとしても、20の煩悩が残ってしまうのです。


ここで煩悩って何なの?そして本当に108つもあるの?という疑問を抱く方が少なくないと思います。



 そもそも煩悩というのはう説次のように明されています。

 人間の感覚を司る眼(げん)耳(じ)鼻(び)舌(ぜつ)身(しん)意(い)の六つ(これを六根と呼びます)が、それぞれに好(気持ちがよい)悪(不快)平(どちらでもない)の三種類あるので、3x6=18の煩悩となるそうです。


18の煩悩は浄(きれい)染(きたない)の二種類に分かれるので18x2=36 の煩悩になります。さらに、過去、現在、未来の三つの時間が関わって、36x3=108となるのだそうです。


大晦日に除夜の鐘を108回打つことはよく知られています。日本では昔から鐘や鈴の音には浄化作用があると考えられていて、鐘の音で108つの煩悩を浄化し取り除くために打つのだと考えられているのです。



 それでは、四国遍路ではなぜ88の煩悩なのでしょうか?

諸説色々あるようで、これだと確定した考え方はないようです。一般的には、次のように捉えられているようです。

108つの煩悩から、99〜108までの十纏の迷い「随煩悩」を引き、残り98の「九十八随眠」から、さらに89〜98の本能的迷い「修惑」を引いた残りが88となるようです。分かったような分からない話ですね。


ただ、弘法大師は四国八十八箇所のほかに、番外霊場にも足跡を残していて、番外霊場のうち20の箇所の寺院が集まって、四国別格二十霊場というのを作っています。

 88-henro55.jpg

四国八十八箇所に四国別格二十霊場を加えると108つとなり、人間の108の煩悩と同じになることから、四国八十八箇所と合わせて参拝する人も多いようです。





【知っておきたい仏教の知識とはの最新記事】