2018年02月15日

空海が開いた四国八十八箇所霊場とは


 四国八十八箇所霊場というのは、空海(弘法大師)が修行を行った88のお寺のことです。
そして、空海の足跡をたどって八十八箇所の霊場を巡礼することを四国遍路と言います。

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 四国遍路を開創したのは空海ですが、四国は空海が開創するまで辺地修行の場として知られ、いろいろな修業が行われていました。そんなところで空海は修業を行い、中国に渡り有名になりました。


そのため、空海が修業をした八十八箇所の霊場が後に知られるようになり、室町時代から江戸時代初めにかけて一般庶民にも広がり、現在のような形になったようです。それ以来、絶えることなく続いているのですから、凄いことだと思います。


ちなみに、なぜ八十八箇所の霊場なのか疑問に思いませんか?
八十八というのは人間の煩悩の数と同じです。涅槃に至るために八十八の煩悩を1つ1つ消していくという修業をしたのかもしれませんね。


八十八というのはとても意味のある数字ですね。


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 スタートは発心の道場(徳島県)

 四国遍路のスタートは徳島県の1番札所霊山寺です。徳島県には1番札所から23番札所まで23の霊場があります。徳島県の23の霊場を巡礼することを「発心の道場」と呼んでいます。


発心というのは、私たちが菩提を求める心、仏教に帰依しようとする心を起こすことを言います。徳島県の23ヶ寺を巡ることで、涅槃に至る修行を始める覚悟を固めなければならないのです。



 次は修行の道場(高知県)

 徳島県の次は高知県です。高知県には24番札所から39番札所まで16の霊場があります。高知県の16の霊場を巡礼することを「修行の道場」と呼んでいます。高知県の16ヶ寺を巡ることで、気持ちを落ち着けて、涅槃に至る修行をしなさいということなのでしょう。


修行というと、凡人には難しい難行苦行を想像すると思いますが、弘法大師は、そのような苦行をするのではなく、善行を積むことによって、仏道を身につけることを指すようです。



 次は菩提の道場(愛媛県)

 高知県の次は愛媛県です。愛媛県には40番札所から65番札所まで26の霊場があります。愛媛県の26の霊場を巡礼することを「菩提の道場」と呼んでいます。


菩提というのは道であり、知であり、覚です。すべての煩悩を断ち切り、不生、不滅の理を悟って、初めて得ることができるのが菩提です。


発心の道場、修業の道場を経て、やっと菩提にたどり着けると言われています。



  最後は涅槃の道場(香川県)

 愛媛県の次は香川県です。香川県には66番札所から88番札所まで23の霊場があります。香川県の23の霊場を巡礼することを「涅槃の道場」と呼んでいます。


涅槃というのは様々な苦を絶ち、一切の煩悩を滅ぼし、不生不滅、解脱の境地に達することです。「発心」、「修行」、「菩提」の道場を巡ることで、やっと涅槃に達することができるのです。





posted by gonta at 15:18| 四国八十八箇所霊場とは