2017年09月27日

四国遍路は何時頃から始まったのでしょうか


 四国八十八箇所を巡ることを四国では遍路といいます。それ以外にも四国巡礼や四国巡拝、四国遍路などとも言われているようです。そして四国八十八箇所を巡礼する人を四国では、お遍路さんと呼びます。

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 お遍路さんとして知られる四国遍路が始まったのは何時頃なのかはハッキリしていません。

空海は讃岐で生まれました。その当時の四国は、国の中心地から遠く離れた地で、さまざまな修行の場として知られていました。空海もここでたびたび修行をしていたことが分かっています。


その空海が修行をした八十八ヶ所の寺院を選び四国八十八ヶ所霊場を開創したと伝えられているのは815年(弘仁6年)です。それが正しければ、四国八十八ヶ所が開創されてから1200年を超えていることになります。


なので四国遍路が始まるのは、早くても815年以降です。ただ空海は835年(承和2年)に高野山で入滅し、醍醐天皇より弘法大師の大師号を贈られたのが921年(延喜21年)ですから、四国遍路が始まったのは、空海が弘法大師として有名になった後ではないかと考えられています。



 現代の形になったのは

 現在は一般の人でも気楽に四国八十八ヶ所を巡ることができます。四国遍路がこのような形になったのは、近世初期の1600年頃だと言われています。

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元々、四国は辺地修行の場として知られており、山岳信仰、海洋信仰、観音信仰、浄土信仰などさまざまな信仰の修業が行われていました。それは、当時は四国が浄土への渡海の地と考えられていて、浄土に近い修行地として特別視されていたからです。


その後、弘法大師として空海が有名になったことによって、辺地修行の場としての四国八十八ヶ所が、弘法大師信仰によって四国遍路として統合されることになったと考えられています。


posted by gonta at 14:37| お遍路さんとは