2018年06月23日

納札(おさめふだ)


 納札(おさめふだ)というのは、千社札と呼ばれることもあるもので、社寺に参詣した記念のために、自分の姓名や住所などを記した札を納めたり,社殿などに張ったりします。

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四国八十八箇所のお寺には、あらかじめ「納め札箱」が本堂と大師堂の2ヶ所に設置されているので、本堂と大師堂の2ヶ所にお参りして納札を納めます。納札はお経を読む前に納めます。



四国遍路では、お遍路した回数によって、納め札の色が違います。初心者は白色です。5回以上回った人は青色に、7回以上は赤色というように、納め札の色がどんどん変わっていきます。



 参考までに、納札の色は下記のようになります。

白 1〜4回

緑 5、6回

赤 7〜24回

銀 25回〜49回

金 50回〜99回

錦 100回以上



四国遍路をしていると、歩き疲れたところに接待所がいくつもあります。そういうところでお茶やお菓子を頂けるのです。そのようなお接待を受けたお礼に納札をお渡しします。



四国八十八箇所のお寺をお参りすると、最低でも176枚の納札が必要です。それにお接待を受けた回数だけ使う回数が増えます。ちなみに納札は100枚100円から売られています。



posted by gonta at 11:01| お遍路グッズ

2018年06月19日

仏前勤行次第とは


 四国遍路では88ヶ所のお寺を巡ります。巡るというのは、お寺に行ってお参りすればいいという訳ではありません。それらのお寺でしなければにらないことがあるのです。それはお寺の本堂と大師堂をお参りして納経することです。


本来は写経したものを納めるのですが、その代わりにお経を唱えます。唱えるお経も決まっています。お参りのしかたをまとめたものが「仏前勤行次第」と呼ばれるもなのです。


「仏前勤行次第」は、真言宗における勤行の心得について書かれています。つまり真言宗のお勤めの仕方をまとめたものです。高野山などの真言宗のお寺では、「仏前勤行次第」を基にお勤めをしているのだと思います。


なので真言宗の作法に従ってお参りするのが、四国遍路の巡礼の作法と言えます。



 「仏前勤行次第」に基づく勤行のしかたを簡単に説明します。

1.合掌礼拝(がっしょうらいはい)
 「恭しく御仏を礼拝し奉る」

2.開経偈(かいきょうげ)
 経典を開くときに読む最初の言葉

3.懺悔文(ざんげもん)
 今までの過ちを悔います

4.三帰(さんき)
 仏教に帰依することを誓う

5.三竟(さんきょう)
 仏教に帰依すると誓い終わりました

6.十善戒(じゅうぜんかい)
 10ある戒めを守ります

7.発菩提心真言(ほつぼだいしんしんごん)
 菩提心を持つことを誓います

8.三摩耶戒真言(さんまやかいしんごん)
 仏様の境地に達するよう努力します

9.般若心経(はんにゃしんぎょう)
 仏様が説かれた偉大な智慧の中心のお経

10.十三佛真言(じゅうさんぶつしんごん)
 仏様によって違うので、そのお寺の真言を読む

11.光明真言(こうみょうしんごん)
 5つの仏様のご加護と自分の力を発揮する真言

12.大師宝号(たいしほうごう)
 お大師様への帰依を誓う

13.廻向文(えこうのもん)
 お唱えして得られたメリットを他者に回します

14.合掌礼拝(三礼)


 「仏前勤行次第」は、初心者でも読みやすいように、文字にはすべて平がながふってあります。なので、「仏前勤行次第」を携行しお唱えすればいいだけです。お経を唱える時は、暗記していても両手に経本を持って読むことが、正式とされています。


 「仏前勤行次第」は持ち運びやすく、値段も安いので、常に携帯してほしい物です。


 経本 仏前勤行次第

 

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posted by gonta at 16:30| お遍路グッズ

2018年06月06日

納経帳と御影帳


 最近、若い女性の間で「御朱印集め」が人気になっているそうです。御朱印というのは、神社やお寺をお参りした時に、参拝したことを記すために押印される印章や印影の事です。


押印の他に、参拝した日付、寺社名・御祭神・御本尊の名前などを墨書きしてくれるのが一般的です。印鑑を押印する時に朱肉を使うのが一般的なので、御朱印と呼ばれているようです。


御朱印は、参拝した証に頂くというのが一般的ですが、本来は写経を納める時に頂くものでした。それが形骸化して、参拝の証となったようです。



 四国遍路では、お寺をお参りする時には、本堂と大師堂でお経を唱えます。もちろん納経所に写経を納めてもかまいません。お寺にお経を納めた証拠として頂くのが、ご朱印とご宝印です。


ご朱印とご宝印を書いて頂くのが、納経帳なのです。もちろん御朱印帳と呼んでもかまいませんが、四国遍路ではお経を納めるのが目的ですから、納経帳と呼ぶのが一般的です。


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 納経所ではご朱印と宝号を頂くと同時に「御影(みかげ)」を頂きます。「御影」は、お寺ごとに祀られているご本尊の仏様です。いわば、仏様の分身を頂けるありがたいお印なのです。


ご朱印とご宝印だけあれば構わないという人は、納経帳があれば十分ですが、「御影」も大切に摂っておきたいという方は、「御影帳」を持っておくとよいでしょう。



 納経帳と御影帳は、第1番札所「霊山寺」の売店で購入することができます。あらかじめ用意するのが面倒な方は、お遍路を始める時に「霊山寺」で購入すればいいと思います。


「御朱印集め」を趣味にしている若い女性達は、自分だけのかわいらしい御朱印帳を持っています。自分だけの特別の納経帳が欲しい方は、ネット通販で探してみることをお勧めします。いろんな御朱印帳があるので、探してみてください。
 
 



posted by gonta at 11:32| お遍路グッズ