2018年04月23日

揃えて欲しいお遍路グッズ



 四国遍路をしようと考えている方に揃えて欲しいお遍路グッズを紹介します。
 
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四国に住んでいると、お遍路グッズなん揃えずに近くにある八十八箇所のお寺にお参りすることが良くあります。今年の元旦には51番札所の石手寺に初詣に行きました。


そういう時には、お遍路グッズなんか持っていくことはありません。なので、絶対にお遍路グッズがなければ参拝してはいけないということではありません。四国遍路の旅をお遍路グッズなしでやってもかまわないのです。


ただ、四国遍路を正式にやりたいという人は、お遍路グッズを揃えて巡礼することをお勧めします。なぜかというと、お遍路の格好をして巡礼していると、お接待などをしてもらえるので、四国遍路のありがたさを知ったり、人との出会う機会が多くなり、四国遍路をしている実感が得られるからです。



 まず揃えたいのは、衣裳です。

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実際にお遍路さんを見たことがある人なら分かると思いますが、たいていのお遍路さんは、白衣(はくい)を着て、首から輪袈裟(わげさ)を前に垂らし、横には頭陀袋(ずだぶくろ)を下げています。


そして頭には菅笠(すげがさ)を被り、そして手には金剛杖(こんごうつえ)を持っています。




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posted by gonta at 15:30| お遍路グッズ

2018年04月18日

楽しく読める小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」


 夢枕獏氏の「陰陽師」を読んだ方も少なくないと思います。映画を観た方もいると思います。この小説を読んで夢枕獏氏のファンになった方もいるでしょう。


そういう感覚で読んで欲しいのが、沙門空海唐の国にて鬼と宴す [ 夢枕獏 ]です。

 

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私はハードカバーで読んだのですが、500ページくらいの内容の本が4巻もある長い小説なので、読むのが苦手な方は、映画にもなっているので、映画を観て楽しんでもらってもいいと思います。


とにかくたのしく読めるので、読んで楽しんでください。



 私が感心したのは、夢枕獏氏のあとがきです。

少し引用してみます。

ああ、なんというど傑作を書いてしまったのだろう。
いや、もうたまりません。
ごめんなさい。
どうぞご勘弁ください。
自画自賛、させていただきたい。
どうだ。
ついに書いちゃった。
凄い話だぞ。
物語に力がある。
物語の根源的な場所からこんこんと溢れ出てくる力だ。
読めば、どすんどすんと地響きをたてて、物語が向こうから迫ってくる。
なんと嬉しく、なんとこころときめく地響きであろうか。
こんな話を読みたかった。
それを書いてしまった。
なんということをしてしまったのか。
それにしても時間がかかった。


このあとがきを読んだだけで、この小説の凄さと面白さが想像できると思います。
しかもこの小説を書くのに17年間もかかったというのですから、本当に驚きです。



私は、小説として楽しむだけでなく、空海というのはどういう人なのかと考えながら読み進めました。夢枕獏氏が想像した空海像なので、本当かどうかは分かりませんが、こういう人なんだと実感することができました。


想像していたよりも人間味があって、とても気さくで人に好かれる人だったように思います。これほどの名声を上げたお坊さんですから、堅物だったように思いがちですが、そうではなかったようです。




posted by gonta at 11:35| 本の紹介

2018年04月16日

般若心経とは?


 摩訶般若波羅蜜多心経・・・で始まるのが般若心経です。

仏教について詳しくない人でも、日本人なら「般若心経」を知らない、あるいは聞いたことがないという人はほとんどいないと思います。なぜなら、お葬式や法事などで、お坊さんが必ず唱えるのが般若心経だからです。


四国遍路で88ヶ寺を参拝した時には、般若心経を必ず唱えています。それが1つのルールになっているからです。実際には、お寺の本堂と大師堂の2ヶ所で般若心経を唱えます。


お遍路の経験者でを覚えてしまった人でも、般若心経がどのような教えなのか知っている人は少ないのではないでしょうか?私も最近知ったばかりです。


以前から空海について知りたくて、空海に関する本を読んでいるのですが、夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」の巻の3の中で、般若心経について空海が解説しています。興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

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 般若心経はどのような教えなのでしょうか?

それでは、「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」の巻の3に書かれている内容について簡単に説明します。


般若心経を梵字で読み、梵語で発音すると、まさに真言(マントラ)であると空海が言っています。


そして「般若心経」はこの宇宙が何によって構成されているのかを説いている。
それは、「色」、「受」、「想」、「行」、「識」の五蘊(ごうん)であると。


五蘊のうち、色というのは物質的な宇宙全てのもの、存在を言います。
受、想、行、識という4つのものは、いずれも人間の側・・この宇宙を眺める側に生ずる心の動きであると。


つまり、般若心経」は、「存在というのは、その存在するもの、それを眺める心の動きがあってはじめて存在する」と言っているのです。


そして、それらのすべては、
色即是空(しきそくぜーくう)、空即是色(くうそくぜーしき) である。


つまり存在そのものが、全て「空」であると言っているのです。


これは凄い教えですよね。


水や空気、風、山、海、大地、木、花、草、人や馬、牛などの動物まで、本質的な相は空であると言っているのです。


さらに、喜びや哀しみ、そして人を思ったり愛したりする気持ち、人の行為もすべて空だと言うのです。



 しかし、もっと凄いのは、色即是空、空即是色とすべてのものが空だと、この世の真理を、理によって説きながら、一転していきなり、次のようなマントラとなるのです。


掲諦掲諦 (ぎゃーてーぎゃーてー)
波羅掲諦 (はらぎゃーてー)
波羅僧掲諦 (はらそーぎゃーてー)
菩提薩婆訶 (ぼじそわかー)


この最後の真言は、全ての生命、全ての存在が等しく大声で大合唱するべき部分なのです。
この宇宙が、ひとつになって震えるような大合唱の響きになるのです。


このマントラこそが、「般若心経」の本体であると叫んでいるのです。



 「般若心経」はお経の中で最も美しいと言われているお経です。
知ってみると、本当にすごいお経だと思います。


宇宙の根本原理を説く教えなので、美しくて当たり前なのかもしれませんね。ぜひ、「般若心経」を覚えて、唱えてくださいね。